〒108-0071 東京都港区白金台5-13-4 白金台The1000 地下1階
■都営三田線・東京メトロ南北線「白金台」駅(1番出口)徒歩3分
■JR山手線「目黒」駅徒歩10分
http://www.foro08.com (Click!)
※18:00までは通常通り展示をご覧いただけます。
「シュクレ・プリュス」展示会初日の夜は、オープニングレセプションを開催します。
「甘い」という意味を持った「シュクレ」の言葉にちなみ、
世界のショコラを集めたテイスティングを楽しんでいただくプチ・イベント。
All About 「雑貨」ガイド、ギャラリーや食のライターとしても
活躍中の江沢香織さんをアドバイザーに迎えてお届けします。
今回の展示会「Une Chambre(部屋)」の主人公の設定はバレエダンサー。
彼女はレッスンのあと、いつもショコラとこだわりの水で心と身体をいやします。
実はショコラのテイスティングにいちばん適しているのも水。
当日は白金台から世界まで多国籍なショコラと
さまざまなミネラルウォーターをご用意して、皆さまをお待ちしております。
atelier@sucreweb.com TEL 050-5205-6119(担当・杉浦)
http://www.sucreweb.com (Click!)


写真は合同作品の一部分。
右の下絵から、スタッフがそれぞれのイメージで
作品に起こしています。
シュクレ・プリュスが目指しているのは、「人」の部分がとても大切な作品づくりです。 画家が絵を描くときに、自由な想像と感性で生まれた頭の中のモチーフを、 確かな画力でキャンバスの上に現実のものとしていくように。 布を前にして、表現したいものを自由にイメージする「人」の創造性と、 それを実現するために、素材を選び、確かな手法と根気でカタチにしていく「人」の技。 そこにシュクレらしさ、そしてシュクレ・プリュスの目指す姿があります。
人×針×糸。いわばそれは最小の条件です。 針と糸を使うという規定を用いていれば、 シュクレ・プリュスでは、素材も、イマジネーションも限定しません。
展示会で出品する、スタッフによる合同作品も同じです。 全体のベースをつくる図案は指定します。しかしどの素材で、どんな色で描くかは、 すべてスタッフの裁量にまかされています。 それぞれが試行錯誤を重ねながら、 できあがってきたものは、想像を超えて自由で個性的なものでした。 それが展示会では、ひとつのつながりを持って構成される。類のない作品になります。
人×針×糸。その3つが重なって生まれる、新しい表現。 5月24日からの展示会でぜひその世界をお確かめください。

#05 Promenade de Mouton
展示会のテーマである「Une Chambre(部屋)」。 この部屋の主人公として想定したパリ・オペラ座バレエダンサーの 日々の楽しみのひとつは、マルシェでの買い物です。 人の活気に溢れたマルシェの空気を呼吸し、 色とりどりの野菜やくだもの、魚、パンを眺め、 そこで交わされる会話を楽しみ、 レシピを思い浮かべながら新鮮な食材をしっかり選ぶ。
ささやかだけれど、なぜか心が満たされる時間。 そんなマルシェに一緒に連れて行くのは、お気に入りのバッグです。 歩きながら、ついつい撫でてしまうような、その素材感。 思わず顔がほころぶ、そのデザイン。
日常の歓びの一つ一つは小さいことだけれど、 その積み重ねで長い人生ができている。 だからこそ、一緒に暮らしていくアイテムにも求めたい温度がある。 それが、シュクレ・プリュスの原点です。
写真の#05 Promenade de Mouton は、 丈夫な麻生地でできた大きな買い物バッグ。 ワインも、バゲットも、チーズも、野菜も、そして花も。 マルシェで目移りして、うっかりいろいろ買いこんでしまっても大丈夫。 バッグの羊は、いつも笑顔。へこたれません。

#04 Bustier a la Matinee
今回の展示会にはテーマがあります。 それは「Une Chambre」。フランス語で「部屋」という意味です。 思い描いたのは、パリ・オペラ座バレエダンサーの部屋。 彼女は、バレエを踊ることを楽しみ、自分がバレエダンサーであることを誇りに思い、 それぞれの作品の中で自分がどんな役を演じるべきか、常に考えています。 バレエという、身体で表現する芸術。それには舞台や稽古の時だけでなく、 日々の生活で気持ちと身体をコントロールすることも大切なはずです。 普段の生活に喜びを感じ、幸せな気持ちで暮らすこと。 それが人々に喜びと幸せを与える表現に繋がると彼女は考えています。
だから部屋にはすべて彼女が吟味し、選んだ、大切なものばかりが並びます。 心にやすらぎをくれるもの。 心を見たことのない異国へと誘うもの。 心にインスピレーションを与えてくれるもの。 こうしたアイテムの数々が、展示会では「部屋」というひとつの世界を創るのです。
写真の#04 Bustier a la Matinee は、バレエダンサーが身につける「ビスチェ」。 リボン刺繍や極小のビーズを組み合わせた繊細な手しごとの刺繍に加え、 機械レースの最高級品とされるフランスのリバーレースをあしらった優美な作品。 これを手にしながら舞台に思いを馳せるダンサーを、想像してみてください。

#03 Hommage for Linen
人の肌になじむ独特の風合いと機能性を持ったリネン(亜麻)が人気です。 このリネン、かつては高価なもので、ヨーロッパの家庭では 非常に大切なものとして扱われてきました。 結婚には、花嫁が自分と花婿のイニシャルを一針一針刺繍した ハウスリネンを嫁入り道具として持参したといい、 民衆は共同の洗濯場で我が家の大切なリネンを見分けるために、 色の糸で周囲をかがり、家のマークやイニシャルを入れたそうです。 当時はきっと、その刺繍を見るたびに家族を思い、その絆を思い、 ほっと心をなごませたことでしょう。
写真の作品「#03 Hommage for Linen」はそんな、 心を込めて手を動かす「人」という存在への敬意から生まれたもの。 家族がつくったものには、かなわないかも知れない。 けれど人が思いを込めて作ったものには、力があり、豊かさがある。 その「思い」を、シュクレ・プリュスは丁寧な手しごとで伝えます。

#01 Necklace of a Ballerina

#02 Net-work Light

展示会場の1/10模型です。
針と糸を使って人が生み出せるもの。そこには無限の可能性があります。 写真は展示会作品のひとつとして製作中の「#01 Necklace of a Ballerina」。 レースやビーズを使って丁寧に針を入れたドレスを着せ替えて、 毎日違う衣装をつけたネックレスを身につける。普通のアクセサリーにはない遊び心が、気持ちをくすぐります。
言ってみれば、それは「使えるアート」というジャンル。糸と針を用いて表現する繊細な刺繍を、 ただ作品として飾るというのでなく、雑貨、アクセサリーなど、 私たちが日常的に使う実用のアイテムに採り入れる。 それによって、大量生産のものにはない、手触りや色、 なにか人の心を動かすエモーショナルな豊かさを生活にお届けしようという試みです。
「かぎ針」という針を使って制作したのが、もうひとつご紹介する「#02 Net-work Light」。 機械の金属網では作り得ない、人の手仕事を感じさせる表情は、 人間が本来「光」に求めてきた温もりや包容力を、いちばんよく表現できる方法といえるかも知れません。
作る人の体温、そして使う人の愛着やその使っている情景まで想像させるものづくり。 それが「シュクレ・プリュス」の目指す姿なのです。
text by Takeshi Sugiura